「SUPフィッシングの場合、どの魚探を選んだらいいの…」
「魚探や振動子の取り付けって、どうしたらいいのかしら…」
海上での釣りに欠かせないアイテムが「魚群探知機」。
私もSUPに魚探を導入したおかげで、たくさんの大物を釣り上げることに成功しています。
SUPでの魚探について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 魚探で迷ったら「ガーミンストライカー4」がおすすめ
- 100均のアイテムだけでも、簡単に魚探を固定できる
- 振動子の固定には、「トランスデューサー」を使うのがおすすめ
ただ、魚探の固定方法を間違えてしまい、トラブルになっている方がいるのも事実…。
公式サイトでは分からない、SUP用魚探の真実に迫っていくことにします。

クリックできる目次
SUPフィッシングでも魚群探知機は必要です

「SUPを使えば魚が釣れる」と考えるのは、大きな間違い。
魚は
- 根
- 漁礁
などのストラクチャーに付くので、魚探がない限りポイントを正確に攻めることは不可能です。
ある程度の経験を積めば潮目や流れの変化から“当たり”を付けることはできますが、魚探には及びません。
特に、ジギングをする場合には魚探は必須。
魚探でベイトをいる場所を特定してシグを投入しないと、丸一日無駄な時間を過ごすことになってしまいます。
サップフィッシングでの魚探の選び方

SUP用の魚探では、次の4つの点に注意して選ぶことが大切です。
- 防水性能
- GPS機能
- 周波数
- メーカー
① 防水性能
SUPフィッシングは転覆の可能性があるので、防水性能の高い魚探を選ぶことが最も大切。
「防水仕様」などの曖昧な言葉に騙されず、「IPX7」などの規定された等級が表示されたものを選ぶのが安心です。
② GPS機能
魚探にGPS機能があれば、釣りのポイントを地図上にマークすることができます。
目的地を入力するとカーナビ―のように正確なルートを示してくれるので、無駄な移動時間もなくなります。
③ 周波数(水深)

出典:本多電子
魚探の周波数は、主に「50kHz」と「200kHz」の2種類。
- 50kHz:広範囲の探知(45°)ができ、深い場所まで探知が可能
- 200kHz:狭い指向角(15°)により、ポイントの場所を正確につかめる
両方の周波数があれば、「深い場所では低周波を使い、浅い場所では高周波を使用する」という使い方ができるようになります。
④ メーカー
日本語表記対応している国産メーカーの方が使いやすいのは事実です。
ただ、魚探の使い方は難しくないので、海外メーカー品であっても心配いりません。
ただ、メーカーがはっきりしない魚探はサポートや保証が受けられないので注意してください。
使っている人の多い魚探を選ぶのが安心。実際のレビューも魚探選びの大事な判断材料になってきます。

SUPフィッシングにおすすめのポータブル魚群探知機5選

SUPにおすすめの魚探ランキングは次の通りです。
1位 | ガーミンストライカー4 |
2位 | ホンデックスPS-611CN |
3位 | Deeper(ディーパー) |
4位 | LUCKYLAKER |
5位 | 大漁くんデラックス |
1位 ガーミンストライカー4

SUPフィッシングの魚探として最も使われているのが「ガーミンストライカー4」。
防水性能も「IPX7」となっているので、SUPが転覆したとしても安心です。
一時的に水没しても内部に浸水することのない保護レベル。
30分間(水深1m)沈んでいたとしても、問題なく使用することができます。
高感度GPSが搭載されているので、魚が釣れたポイントをマークでき、地図で簡単にナビゲートすることが可能です。
高機能魚探であるにも関わらず、実売価格が2万円を切るコスパの良さも評価が高い理由になっています。
関連 【ガーミンストライカー4をレビュー】プラス4cvとの違いって何?
「ガーミンストライカー4」の基本性能
アマゾン価格 | 1万9000円 |
防水性能 | IPX7 |
本体サイズ | W9.2×H15.1×D4.3cm (画面:3.5 インチ) |
重量 | 226g |
主電源 | バッテリー(乾電池) |
消費電力 | 2.8W(12v使用時) |
出力 | 200W |
周波数 | 77kHz(45°)200kHz(15°) |
GPS | 内蔵 |
動作温度 | 不明 |
表示水深 | 0~150m |
機能 | 水温センサー付き |
販売元 | ガーミン |
2位 ホンデックス(HONDEX PS-611CN)

国産メーカーの魚群探知機として評判なのがHONDEX「PS-611CN」。
もちろん日本語に対応していて、5型ワイド液晶なので操作もしやすく、カヤックフィッシングでも人気です。
最大の特徴は、全国地図が内蔵されていること。
「漁礁」や「根」などのポイントがすでに入力されているので、知らない場所でもすぐに釣果を上げることができます。
HONDEX「PS-611CN」の問題点は防水性能が防滴レベルであること。
水没した時はもちろん、雨ざらしの状態でも使用できなくなる恐れがあるので注意してください。
「ホンデックスPS-611CN」の基本性能
アマゾン価格 | 5万3700円 |
防水性能 | 防滴構造 |
本体サイズ | W17.3 × D19.1 × H17.3cm (5型ワイド液晶) |
重量 | 約0.7kg |
主電源 | バッテリー/乾電池 |
消費電力 | 約3.6W(約0.3A/12V) |
連続使用時間 | 約8時間(単三乾電池8本) |
出力 | 100W |
周波数 | 200kHz |
GPS | 内蔵 |
動作温度 | 不明 |
表示水深 | 最大:0~150m 最小:0~2m |
機能 | 全国詳細地図内臓 |
販売元 | 本多電子株式会社 |
3位 Deeper(ディーパー) PRO(CHIRP)
Deeper ProはWi-Fi通信機能を搭載しているので、スマホのディスプレイを魚群探知機のモニターとして利用することが可能。
振動子を取り付ける必要がないので、初めての方でも気軽に使えるのが人気の理由です。
スマホのGPS機能と連動できるので、等深線入りの海底地形図を作成することも可能。
専用アプリを使えば、スキャンしたデータを記録として残すこともできます。
ただ、SUP上でスマホを操作することになるので防水ケースは必須。
また、スマホのバッテリーを消費するので使用時間が短くなり、緊急時に「連絡できない…」なんて事態にもなりかねません。
「Deeper Pro」の基本性能
アマゾン価格 | 2万0948円 |
防水性能 | テスト済み |
本体サイズ | 直径約65mm |
Wi-Fi通信距離 | 最大約100m |
対応OS | iOS 13.0以上 Android 6.0以上 |
重量 | 100g |
主電源 | バッテリー式(急速充電対応) |
充電方法 | 110V / 240Vに対応 microUSB充電ケーブル |
連続使用時間 | 6時間 |
出力 | 不明 |
周波数 | 290 kHz (15°) / 90 kHz (55°) |
GPS | 内蔵 |
動作温度 | -20〜40℃ |
表示水深 | 0.5〜80m |
機能 | アプリでスキャンした画像が記録できる |
販売元 | deeper |
4位 LUCKYLAKER

ワイヤレスの魚探なのに、リーズナブルで手を出しやすいのが「LUCKYLAKER」。
振動子などの付属品がすべてセットになっているので、初心者でも安心です。
連続稼働時間は約6~8時間ほどなので、半日ほどSUPフィッシングを楽しみ方には十分。
海外製ですが1年間の無料保証が付いているので、アフターサービスにも大きな問題はありません。
ただ、精度は高くなく、魚探としての能力にはあまり期待できないのが現状です。
「LUCKYLAKER」の基本性能
アマゾン価格 | 5099円~ |
販売元 | Luckypretty |
防水性能 | レベル4(スプレー防水) |
本体サイズ | 14.8×11×8.2cm |
重量 | 360g |
主電源 | 3.7V充電式リチウム |
出力 | 不明 |
周波数 | 不明 |
GPS | なし |
センサー発信角度 | 90度 |
動作温度 | -10℃~50℃ |
表示水深 | 0.7m~45m |
機能 | 感度調整 水温、水底地形探知機能 魚発見アラーム など |
5位 大漁くんデラックス

大漁くんデラックスの魅力は、何と言っても5000円以下で購入できる安さ。
付属の黄色のフロートを使って振動子を浮かせる仕組みなので、固定方法で悩む必要がありません。
ただ、大漁くんデラックスは防水加工がされていないので、SUPで使うには防水ボックスを自作しなくてはいけないのが難点。
また、1つの周波数で探知する仕組みなので、正確な魚の探知は期待できず、水深や海底の地形の把握が主になってしまいます。
「大漁くんデラックス」の基本性能
アマゾン価格 | 3899円 |
販売元 | サカイトレーディング |
防水性能 | 耐水性デザイン |
本体サイズ | 約W6.5×H12×D2.5cm |
重量 | 不明 |
主電源 | 単4アルカリ電池4本(別売) |
出力 | 不明 |
周波数 | 不明 |
GPS | なし |
センサー発信角度 | 45度 |
動作温度 | -20℃~70℃ |
表示水深 | 0.7m~99.9m |
機能 | 魚探知アラーム機能 節電モード搭載 暗くても画面を見やすいバックライト付き |
販売元 | サカイトレーディング |
中途半端な魚探を買っても、満足できず買い替える方が多数。初心者こそ「ガーミン」や「ホンデックス」を購入する方が釣果に繋がります。
関連 【ガーミンストライカー4をレビュー】プラス4cvとの違いって何?

SUPボードへの魚探の取り付け方法
私がSUPフィッシングで使用している魚探は「ガーミンストライカー4」。
魚探の取り付け方は様々ですが、なるべく工具を使わない方法を紹介します。
1 バッテリーの防水ボックスを作る
ガーミンストライカー4には外部バッテリーが必要なので、まずはバッテリー用の防水ボックスを作っていきます
魚探が内部バッテリーの場合は、魚探本体の取り付け方法(自作)にお進みください。

私は100均でタッパーを買いましたが、蓋が付いている容器なら何でもOK。
コードを通すための穴が必要になりますが、タッパー程度ならキッチンバサミなどの先の尖ったモノでも問題ありません。
より防水性能を高めたいなら「耐水ケース」を使うのがおすすめです。


穴をふさぐために、「ケーブルグランド」を差し込みます。
日本AVCの「AVC-05」というケーブルグランドが使いやすいのでおすすめです。

先ほど取り付けた「ケーブルグランド」に、魚探の電源ケーブルを通します。

ケーブルを通しただけでは隙間ができるので、今度は隙間を塞いでいきます。

隙間を塞ぐときには、ゴム製の「グロメット(パッキン)」が役立ちます。
ガーミンストライカー4の電源ケーブルには、4.5㎜のグロメットがぴったりです。


グロメットを電源ケーブルに通していき、ケーブルグランドに押し込めば完成。
先ほどできた隙間が埋まるので、水没でもしない限り、水が侵入する心配はまずありません。

モバイルバッテリーを入れると、上の写真のようになります。
モバイルバッテリーと電源ケーブルが収納できるので、スッキリ収納できますよ!
関連 【実は簡単】ガーミンストライカー4をモバイルバッテリーと接続
魚探本体の取り付けは「買い物カゴ」

バッテリーボックスができれば、次はいよいよ魚探の取り付けです。
必要な材料は次の通り。
- 買い物かご
- 取っ手付き収納トレイ
- ネオジム磁石
- アクリル両面テープ(魔法のテープ)
すべての材料を100均(ダイソー)で購入することが可能です。
ただ、100均のアクリル両面テープは粘着力が弱いので、できればAmazonなどで購入するのがおすすめ。
買い物かごも強度は必要ないので、100均やスーパーの買い物カゴで十分。
よりこだわりたい方にはダイワ「マルチバスケット」がおすすめです
関連 【ダイワマルチバスケットをインプレ】送料無料なのはAmazonだけ?
① 取っ手付きトレイを“買い物カゴ”に取り付ける


まずは、魚探を設置する台を作ります。
方法は簡単で、収納トレイの取っ手部分を“買い物かご”に引っかけるだけ。
魚探を載せても外れることはなく、いつでも取り外し可能なのも大きなメリットです。
取っ手がない場合は、結束バンドで取り付けるのが簡単です。
② 両面テープでネオジム磁石を取り付ける

アクリル製両面テープを使って、ネオジム磁石を魚探とバッテリーケースの両方に引っ付けます。

磁石を引っ付けると、バッテリーケースの上に魚探探知機が乗ったコンパクトな状態に。

ネオジム磁石はかなり強力なので、多少傾けたぐらいでは外れることはありません。
無理に引っ張ると両面テープが取れてしまうので、外す場合は横にスライドするようにしてください。

先ほど収納トレイで作った台座の上、バッテリーケースごと置くだけ。
いつでも取り外せるので、釣行後の水洗いも簡単です。
100均のアイテムでも魚探の固定は十分に可能。転覆しない限り、ケースの中に水が侵入する心配もありません。

SUPボードへの魚探振動子の固定方法

振動子の固定には、カヤックでよく使われる「Scootty(スコッティ)トランスデューサーマウント」を使うのがおすすめ。
振動子ポールを自作する方法もありますが、手間や時間を考えれば市販品を購入するのが断然楽チンです。
結束バンドを使えば取り付けは簡単

マウント部分は本来はネジを使って留めますが、買い物カゴに取り付けるなら「結束バンド」が簡単。
結束バンド1本で10㎏近い重さに耐えられるので、外れる心配はまずありません。
私は100均(ダイソー)で購入しましたが、「白色(屋内用)」より「黒色(耐候・耐熱用)」がおすすめです。

アーム部分の取り付けは簡単で、スライドさせるだけ。
ほぼすべての振動子に対応しているので、どのメーカーであっても同じ方法で取り付けられます。

魚探と振動子を取り付けた様子は上の写真の通り。
トランスデューサーを使えば、「角度・長さ・跳ね上げの調整がしやすい」のもメリットに。
買い物カゴ1つ移動させるだけで「魚探」と「振動子」がセットできるので、SUPフィッシングにはピッタリです。
SUPボードへの取り付けも簡単


私がSUPボード「フュージョン」への取り付けに使っているのが、100均(ダイソー)に売っている自転車用フックロープ。
自転車の荷台荷物を固定するためのフックロープだから、強度も十分。
紐サイズは約50㎝で約2倍に伸縮するので、どこでもしっかり引っ掛けられますよ。
関連 【アクアマリーナSUP「フュージョン」の評価は嘘】FUSION2との違いは?
POINT
買い物かごにロッドホルダーを取り付ければ、さらに快適にSUPフィッシングが楽しめます。
関連 【SUPフィッシング用のロッドホルダーを自作】釣りに最適な取り付け方法は?
【まとめ】サップフィッシングにも魚探は欠かせない
この投稿をInstagramで見る
SUPフィッシングでのおすすめ魚探をまとめます。
1位 | ガーミンストライカー4 |
2位 | ホンデックスPS-611CN |
3位 | Deeper(ディーパー) |
4位 | LUCKYLAKER |
5位 | 大漁くんデラックス |
楽天やAmazonでは、期間限定キャンペーンを実子中。
「ガーミンストライカー4」を手に入れるなら、今が最大のチャンスになっていますよ!