「チタンの黒ずみって、どうやったら落とせるの…」
「ハイターや漂白材を使って、本当に大丈夫なのかしら…」
チタン製食器を使用していて気になるのが「黒ずみ」。
私も“黒ずみ”に悩んでいましたが、あるアイテムを使うことで新品の輝きを取り戻すことに成功しています。
チタンマグカップの‟黒ずみ”について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- “黒ずみ(変色)”の原因は指紋などの「油分」
- 優しく落とすなら「重曹」、ゴシゴシ落とすなら「激落ちくん」
- 漂白剤でも汚れは落ちるが、あくまで「自己責任」
ただ、チタンマグカップの“黒ずみ”を落としたために、トラブルに巻き込まれる人がいるのも事実…。
メーカーが教えない、チタンのお手入れ方法に迫っていくことにします。
クリックできる目次
チタン製品の変色(油汚れ)を戻す方法
チタン自体は変質しない金属なので、銀のように空気と反応して変色することはあり得ません。
チタンが変色したように見えてしまうのは、指紋などの油分が付き、光の反射が変わってしまうから。
スマホ画面に指紋が付くと、見え方や色が変化するのと同じです。
つまり、チタンの表面に付いた油膜を除去すれば、元の輝きに戻る訳です。
POINT
チタンの変色は、付着した油分が原因。手や口が触れるたびに、「黒ずみ汚れ」が増していくことになります。
関連 【チタンマグカップのメリット・デメリット】モンベル食器はどう?
【チタンマグカップで検証】黒ずみの取り方はどれが正解?
チタンマグカップの“黒ずみ”を取り除くために、次の4つのアイテムを実際に使ってみました。
- 台所用洗剤(中性洗剤)
- クエン酸(水垢落とし)
- 重曹
- 激落ちくん(メラニンスポンジ)
1 「台所用洗剤(中性洗剤)」は効果なし
油分が原因なので、まずは「台所用洗剤(中性洗剤)」でチャレンジ。
しっかり泡立てて、スポンジで丁寧に磨いていきます。
「台所用洗剤」で洗う前と後を比べてみましたが、大きな変化はなし。
付いたばかりの汚れは「台所用洗剤」で対応できますが、時間が経過した油汚れは落とせません。
2 クエン酸で落ちるのは「水垢」
次に試したのは、水垢落としで使われる「クエン酸」。
沸騰したお湯にクエン酸を入れ「クエン酸水」を作ります。
クエン酸の分量は「水1Lに対して大さじ一杯」が目安です。
鍋の中にチタンマグカップを入れ、2時間ほど「クエン酸漬け」。
付け終わったら、スポンジを使って汚れを落としていきます。
「クエン酸」で洗う前と後を比べてみましたが、大きな変化はなし。
「クエン酸」で水垢は落ちていましたが、“黒ずみ”は油分が原因なので効果はありません。
2 「重曹(煮沸)」は茶渋も落とせる
次に挑戦したのは、お掃除の強い味方「重曹」。
多くの人が重曹を試していますが、「落ちる」・「落ちない」で意見の分かれる掃除アイテムです。
重曹を使う方法は様々ありますが、最も汚れが落ちる「煮沸」でチャレンジ。
鍋に水を張り、重曹を入れていきます。
重曹の分量は「水1カップに対して大さじ一杯」が目安です。
煮立ってくると、重曹からシュワシュワと気泡が出てきます。
煮立った重曹水にチタンマグカップを投入。
チタンマグカップを入れたまま、10分~20分ほど煮沸していきます。
「重曹+熱」のダブルで汚れを落とせるので、油汚れを落とすには最も効果的なはずです。
重曹を煮沸すると、外側の“黒ずみ”だけでなく、内側の“茶渋”もかなりスッキリ。
今回は10分ほどしか煮沸しませんでしたが、煮沸時間を伸ばせばもっと汚れが落ちるようになるはずです。
ちなみに、煮沸をせずに重曹水に浸けただけでは、汚れはほとんど落ちませんでした。
4 「激落ちくん(メラニンスポンジ)」で汚れ落とし
最後はもちろん「激落ちくん」。
まずは、カッターやハサミなどで必要な分だけカットします。
「激落ちくん」の使い方は簡単で、水で濡らしながら軽くこするだけ。
2~3分もあれば完了するので、最もお手軽なお手入れ方法です。
「激落ちくん」の威力は絶大で、重曹では落ちなかった汚れもスッキリ。
“黒ずみ”をキレイに落としたいなら、「激落ちくんが最強」は間違いありません。
ただ、「激落ちくん」が汚れを落とせるのは研磨しているから。
「激落ちくん」によって見えない傷が付き、汚れが付きやすくなる可能性もあるで、注意してください。
POINT
優しく汚れを落としたいなら「重曹(煮沸)」、ガンガン汚れを落としたいなら「激落ちくん」です。
チタンタンブラーのお手入れに漂白材(ハイター)は「自己責任」
チタンマグカップの汚れを「キッチンハイター」で漂白する人もいます。
ただ、チタン製品に「キッチンハイター」を使うのは基本的にNG。
というのも、「キッチンハイター」が使える金属はステンレスだけだから。
実際、キッチンハイターの注意書にも次のように書かれています。
【使えないもの】
メラミン食器・漆器・金属製品(ステンレス除く)、天然石の調理器具・設備 など
酸素系漂白剤で汚れが落ちるのは事実
製造メーカーはNGを出していますが、「漂白材(ハイター)」でチタンマグカップの汚れが取れるのは事実。
「キッチンハイター」を付けて5分ほど付け置きすると漂白完了。
上の画像からも分かるように、キッチンハイターを付けた部分だけ汚れが落ちています。
ただ、「キッチンハイター」が原因で逆に変色する場合もあるので、あくまで自己責任で使ってくださいね。
チタンの焼き色落としは無理
チタンマグカップは直火でも使用できますが、色が「チタンブルー」に変化。
さらに、“水分”や“油分”が残った状態で直火に当てると、「焼け跡」が付いてしまいます。
一度「焼け跡」が付いてしまうと、“重曹”や“激落ちくん”では取れず、キッチンハイターで漂白しても落ちることはありません。
チタンマグカップを直火で使用する時は、慎重に判断して行ってくださいね!
「キッチンハイター」の使用は自己責任。直火で付いた「焼け跡」が落ちることもありません。
関連 【スノーピークチタンシングルマグは直火NG】ダブルはIHでも使える?
【まとめ】チタンの磨き方・洗い方なら「重曹」か「激落ちくん」
この投稿をInstagramで見る
チタンマグカップのお手入れ方法についてまとめます。
POINT
- “黒ずみ(変色)”の原因は指紋などの「油分」
- 優しく落とすなら「重曹」、ゴシゴシ落とすなら「激落ちくん」
- 漂白剤でも汚れは落ちるが、あくまで「自己責任」
楽天やAmazonでは、期間限定キャンペーンを実施中。
お手入れグッズを手に入れるなら、今が最大のチャンスになっていますよ!