「スノーピークのチタンマグって、本当に直火OKなの…」
「チタンマグはIHでも使えるって、本当なのかしら…」
アウトドアに欠かせないキャンプ用品がスノーピーク「チタンマグ」。
私も「チタンマグ」を直火で使用し、キャンプや登山ではクッカーとして大活躍しています。
「チタンマグ」の直火について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- シングルマグの直火は自己責任、ダブルマグの場合は厳禁
- シングルマグなら「焼き入れ」によって、アレンジも楽しめる
- 「450」のサイズを選べば、クッカーとしても活用できる
ただ、「チタンマグ」を直火で使用したために、トラブルに巻き込まれる人がいるのも事実…。
公式サイトでは分からない、スノーピーク「チタンマグ」の真実に迫っていくことにします。
クリックできる目次
スノーピーク「チタンシングルマグ」は直火OK?
「シングルマグ」も「ダブルマグ」も、メーカー自体は直火を『非推奨』。
ただ、「チタンシングルマグ」は金属製のシングルウォール構造なので、「直火」にかけても機能的には問題ありません。
実際、多くのキャンパーが「シングルマグ」を直火にかけて、自分用に使い込んでいます。
スノーピーク「チタンダブルマグ」は直火厳禁
「シングルマグ」は直火にかけても大丈夫ですが、「ダブルマグ」は絶対にNG。
というのも、「ダブルマグ」は二層構造になっていて、間に空気の層を含んでいるから。
二層構造で空気をサンドイッチしているので、火にかけると空気の層が膨張。
変形するだけでなく、最悪破裂してしまう可能性もあるので、ダブルマグの直火は絶対に厳禁です。
POINT
直火にかけられるのは「シングルマグ」。使いこむ楽しさがあるのも「シングルマグ」が人気の理由です。
実際に「スノーピークチタンマグカップ」を直火に当ててみました
チタンマグに直火を当てる時は、まず「色の変化」に注意。
火を当てると、
- 最初は「焦げたような色」になり
- 次第に「青色」に変化し
- 最後には「白っぽい色」
というように、だんだんと色が変わっていきます。
特に変化が激しいのは、最も火に当たる「底面」。
‟水分”や“油分”が残った状態で直火に当てると、「焼け跡」が付いてしまう点にも注意してください。
直火のやりすぎは「変形」の原因にも
チタンは熱に強く、鉄よりも高い強度と熱耐性のある金属。
ただ、
- 何も入れず、空炊きを繰り返す
- 直火の後、水につけて急激に冷やす
など、無茶な使い方をしていると変形してしまうことも…。
チタンマグカップは料理用の「クッカー」ではないので、ほどほどに「直火」で使用するのがおすすめです。
カスタマイズとして「焼き入れ」もおすすめ
スノーピークのチタンマグとシェラカップ、焼入れした😊
渋くなりました🤤 pic.twitter.com/ZbkJhItWv2— ☆まさモン★(´_ゝ`) ◢⁴⁶7️⃣🕊🍠 (@masamonlvasyu) March 14, 2022
チタンマグをカスタマイズしたい場合は「焼き入れ」がおすすめ。
上手に火を当てることで、「チタンブルー」と呼ばれる独特の発色を楽しむことができます。
- アルコールスプレーなどで、指紋や油分をしっかりふき取る
- 焼きムラができないよう、満遍なく炙る
注意して欲しいのは、一度変色させてしまうと元に戻すことはできないこと。
「焼き入れ」や「直火」をする場合は、慎重に判断して行ってくださいね!
「直火」をしても、機能的には問題なし。「色の変化を楽しめるかどうか」が判断基準になってきます。
スノーピーク「チタンマグ」のサイズ選び
スノーピークでは、現在「220」・「300」・「450」の3つのチタンマグを販売中。
各マグカップの詳しい数値は次の通りです。
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項目 | シングルマグ220 | シングルマグ330 | シングルマグ450 |
サイズ | φ67.2×79mm | φ76.2×82mm | φ86.2×91.5mm |
内径 | φ66.4×78.6㎜ | φ75.4×81.6mm | φ85.4×91.1mm |
重さ | 45g | 50g | 70g |
容量 | 220ml | 300ml | 450ml |
価格 | 2475円 | 2585円 | 2915円 |
「チタンマグ220」は小さい?
「チタンマグ220」は缶コーヒーサイズで、「ワイン」や「日本酒」を飲むのにも適したサイズ。
ただ、「ちょっと一口」程度なら使いやすいですが、マグカップとしては小さく感じるのが本音です。
関連 【スノーピークチタンシングルマグ220をレビュー】蓋やスタッキングはどう?
チタンマグ300と450はどっち?
コーヒーやお茶を飲むだけなら、「300」でも十分。
「450」は少し大きく感じるかもしれませんが、缶ジュースやビール(350ml)を全部注いでも余裕あり。
また、「450」は味噌汁やスープを飲むのにも適したサイズなので、キャンプや登山などの屋外の使用には「450」が便利です。
関連 【スノーピークチタンマグは300と450のどっち?】実は廃盤って本当なの?
チタンマグはスタッキング可能
シングルマグは「スタッキング(積み重ね)」すること前提に作られているので、気持ち良いぐらいのシンデレラフィット。
3つ合わせても165gにしかならないので、持ち運びも全く苦になりません。
我が家では家族全員でキャンプや登山をするので、
- シングルマグ220:子供用
- シングルマグ300:ママ用
- シングルマグ450:パパ用
と、家族で使い分けて使用していますよ!
サイズで迷ったら、「チタンマグ450」がおすすめ。様々な使い方ができるので、利用シーンがさらに広がります。
スノーピーク「チタンマグカップ」はIHも使える?
「チタンマグ」の使い方に関して、よく寄せられる疑問に答えていきます。
1 直火での「チタンマグ」の蓋は?
スノーピークのチタンマグでは、専用の蓋も販売されています。
フタがあると保温性がアップするだけでなく、「砂」や「ホコリ」も入らなくなるので、アウトドアで使用する方には必須のアイテムに。
ただ、材質がシリコーンなので、付けたまま火にかけると溶けてしまう点には注意。
直火で使用したいなら「TOAKS Titanium(トークス チタニウム)」がおすすめです。
2 スノーピークチタンマグは「IH」でも使える?
基本的に、IHに対応している金属は3つだけなので、「チタンマグ」は使用できません。
- 鉄
- ステンレス
- ホーロー鍋
ただ、「オールメタル対応IH」だとすべての金属が使えるようになるので、「チタンマグ」も使用可能になります。
「オールメタル対応IH」なら、アルミや銅・多層鍋も使えるようになります。
3 モンベル「チタンマグカップ」の直火は?
モンベルの「チタンカップ」もシングルウォール構造なので、直火にかけても機能的には問題ありません。
スノーピークと同じで、メーカー自体は「非推奨」。長時間火に当てると変形することがあるので、自己責任で行ってください。
ただ、モンベル「チタンサーモマグ」は二層構造で、ダブルマグと同じように「空気の層」が存在。
やはり、直火によって破裂してしまう可能性があるので、絶対にNGです。
4 スノーピーク「ステンレス真空マグ」の直火は?
一般的な「ステンレスマグ」であれば直火OKですが、スノーピーク「ステンレス真空マグ」は要注意。
内部を真空化することで保温性・保冷性を高めている訳ですが、100%真空な状態を作り出すことは不可能。
少しの空気であっても、直火によって破裂する可能性が出てくるので、絶対にNGです。
【まとめ】Snow Peak「チタンマグカップ」の直火は慎重に
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スノーピーク「チタンマグ」の直火についてまとめます。
POINT
- シングルマグの直火は自己責任、ダブルマグの場合は厳禁
- シングルマグなら「焼き入れ」によって、アレンジも楽しめる
- 「450」のサイズを選べば、クッカーとしても活用できる
楽天やAmazonでは、期間限定キャンペーンを実施中。
スノーピーク「チタンマグ」を手に入れるなら、今が最大のチャンスになっていますよ!