「七種山の初心者コースって、小学生でも登れるの…」
「どの駐車場に停めるのが、1番便利なのかしら…」
兵庫県で手軽に登山が楽しめる人気の山が「七種山」。
わが家も「七種山(初心者コース)」に挑戦し、家族でハイキングを楽しむことができました。
「七種山(初心者コース)」について、あなたに伝えたいことは3つ。
POINT
- 初心者コースに挑戦するなら、「作門寺山門前駐車場」に停めるのがおすすめ
- 「七種神社(七種の滝)」までは道が整備されているので、スニーカーでも楽しめる
- 往復で4時間ほど、小学生(低学年)でも十分に登頂可能
ただ、「七種山」では滑落事故も発生していて、女性の死亡事故が起こっているのも事実…。
公式サイトでは分からない、「七種山登山」の様子を詳しく紹介していくことにします。
クリックできる目次
兵庫県福崎町「七種山」とは
「七種山(なぐさやま)」とは、兵庫県福崎町に位置する標高683mの山。
落差72mにもなる「七種の滝」を初め、48もの滝が見られることで知られ、「関西百名山」や「ふるさと兵庫100山」にも選定。
- 七種槍(なぐさやり・577.3m)
- 薬師峯(やくしみね・616.2m)
も合わせて楽しめることから、初心者から上級者まで多くの登山家が訪れる、関西屈指の人気スポットになっています。
兵庫県「七種山(なぐさやま)」のアクセス情報
山岳名 | 七種山(なぐさやま) |
住所 | 〒679-2218 兵庫県神崎郡福崎町田口 |
電話番号 | 0790-21-9056 |
標高 | 683.0m |
距離 | 約2.1㎞(片道) |
地図 | |
公式サイト | 福崎町観光協会 |
七種山の駐車場
七種山には次の3つの駐車場があります。
- 作門寺山門前駐車場
- 里山公園なぐさの森駐車場
- 七種神社鳥居前駐車場
1 作門寺山門前駐車場
初心者コースで登山するなら、最もおすすめなのが「作門寺山門前駐車場」。
ただ、5台しか停められないので、登山シーズンになると一杯になることも…。
休日や長期休み中に登山するなら、少し早い時間に行く方が安心。
作門寺山門前駐車場には「バイオトイレ」も併設。
人間の排せつ物を微生物の働きによって分解・処理するトイレのこと。
水は流れませんが、特別な悪臭もなく、登山用のトイレとしてはきれいな方ですよ!
2 里山公園なぐさの森駐車場
「作門寺山門前駐車場」がいっぱいだった場合は、『里山公園なぐさの森駐車場』がおすすめ。
「里山公園なぐさの森駐車場」から「作門寺山門前駐車場」までは約2㎞。徒歩で30分ほどかかります。
『里山公園なぐさの森駐車場』では10台ほどが駐車可能。
上級コースである「七種槍」や「薬師峰」に挑戦するのなら『里山公園なぐさの森駐車場』です。
駐車場の隣は「福崎町立青少年野外活動センター」も設置されていて、キャンプやバーベキューを楽しむ家族連れも多数。
「登山届」や「登山マップ」も玄関口に置かれているので、上級コースに挑戦する場合は必ず訪れてください。
3 七種神社鳥居前駐車場
登山口に最も違いのが「七種神社鳥居前駐車場」で、4台分ほどの駐車スペースがあります。
ただ、駐車場までの道幅がかなり狭く、車同士がすれ違うのも困難。
登山者の邪魔になりかねないので、個人的にはおすすめできません。
初心者コースなら「作門寺山門前駐車場」が1番。駐車スペースが少ないので、早めの確保がおすすめです。
小学生の子供と「七種山(初心者向けハイキングコース)」を登山
私が家族で「七種山」に上ったのは、ゴールデンウイーク中の5月3日。
小学生2年生と4年生の息子2人を連れて、家族で山頂まで登ってみることに。
具体的なコースは次の通りです。
作門寺山門駐車場
↓約800m(約20分)
鳥居前駐車場
↓約300m(約15分)
七種の滝
↓約1㎞(約40分)
七種山山頂
七種山山頂までのコースを紹介
車を停めたのは「作門寺山門駐車場」。
車を降りると、目の前に「作門寺山門」がそびえ立っています。
「七種神社(七種の滝)」までの道は、上の写真のようにアスファルトで舗装されているので安心。
「七種神社(七種の滝)」が目的地なら、スニーカーでも問題なくハイキングが楽しめますよ!
1つ目のスポットが「雌滝(めだき)」
水の勢いが弱く、滝自体も小さいのです。
2つ目のスポットが「夫婦滝(めおとだき)」
名前の通り、二筋に分かれて水が流れ落ちる「滝」になっていてます。
3つ目のスポットが「精水・イラ谷の水」。
山からの湧水がすぐ近くを流れているので、水の音に癒されます。
4つ目のスポットは「弁慶ののこぎり岩」。
名前の由来は分かりませんが、苔のむした大きな岩なので、「苔好き」にはたまらないですね。
七種神社の鳥居を通ると、5つ目のスポットである「太鼓橋」が出現。
アーチ型の小さい橋で、見た目がとってもキュートです。
6つ目のスポットは「虹の滝」。
天気が良ければ「虹」が目の前に出るそうですが、残念ながらこの日は出ずませんでした(泣)。
7つ目のスポットは「八龍滝」。
「八龍滝」は落差15mの分岐瀑なので、正面から見ると、かなりの迫力があります。
七種神社(七種の滝)に到着
駐車場を出発して、30分~40分ほどで「七種神社」に到着。
七種神社の横には、落差70m以上にもなる「七種の滝」があります。
「七種の滝」は、県下八景・県観光百選・近畿観光100景にも選ばれています。
梅雨時など、雨量の多い時期は迫力の滝を楽しめるはずです。
「七種神社(七種の滝)」から山頂へは、40分~50分ほど。
道が急に険しくなるので、自信のない方は「七種神社(七種の滝)」で折り返すようにしてください。
先ほど書いたように、急に道が険しくなり、ロープを使って登る岩場も出現。
ただ、我が家の息子達は「やんちゃ坊主」なので、楽しそうに登っていました。
山頂の直前には「展望台」があります。
山頂より展望台の方が見晴らしがいいので、写真を撮るなら「展望台」がおすすめです。
七種山山頂に到着
展望台から100m(10分)ほどで山頂に到着。
七種山山頂の標高は683mで、開けている訳ではないので、展望が良い訳ではありません。
ただ、我が家の息子達は大喜びしていて、達成感を味わっていました。
上級コースは「女性の死亡事故(遺体)」が発生
七種山山頂からは、「七種槍」を通る上級コースに進むこともできます。
ただ、上級コースでは過去に滑落死亡事故が起こり、50代女性の遺体が発見されているほどの険しいルート。
下山は少し寄り道
今回の下山では、途中の分岐から「滝見台」を通るルートを選択。
キョリは少し長くなりますが、「滝見台」を通る方が傾斜が緩やかになるので、小さい子供連れなら安心ですよ!
道が険しかった分、下山の方が少し大変。
我が家の息子達も何度も滑って、尻餅を付きながら下山していました。
先ほど書いたように、分岐点で「滝見台」「隠れ滝」を通るルートへ。
写真でも分かるように、傾斜はかなり緩やかです。
「滝見台」「隠れ滝」と名前は付いていますが、残念ながら滝は見えません(笑)。
緩やか傾斜をしばらく下っていくと、七種神社鳥居前で合流。
後は整備された林道を下って行けば、出発点である「作門寺山門前駐車場」に戻れますよ!
初心者コースなら、小学生(低学年)でも十分に登頂可能。往復で4時間ほどなので、手軽に登山が楽しめますよ!
【まとめ】七種山は小学生でも楽しめる難易度
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「七種山(初心者コース)」についてまとめます。
POINT
- 初心者コースに挑戦するなら、「作門寺山門前駐車場」に停めるのがおすすめ
- 「七種神社(七種の滝)」までは道が整備されているので、スニーカーでも楽しめる
- 往復で4時間ほど、小学生(低学年)でも十分に登頂可能
大きな滝があったり、岩場があったり、初心者コースでも魅力十分。
3~4時間で往復できるので、半日で行ける手軽さも魅力ですよ!